独立行政法人の製品評価技術基盤機構(NITE)は24日、カセットこんろによる爆発・引火事故が平成16年4月からの5年間に135件あり、8人が死亡、15人が重傷を負ったと発表した。多くは誤使用や不注意が原因とみられる。NITEは正しく使用するよう注意を呼び掛けている。
NITEによると、「誤使用・不注意とみられる事故」が73件と最も多かった。うち、火を付けて鍋などを置きっぱなし29件▽IHヒーターやガスこんろ、ストーブなどほかの熱源の近くにこんろを置いた15件▽ボンベの取り付け不良11件−だった。収納時にするように五徳を逆さにしたり、外したりしたまま点火したケースも3件あった。
「誤使用・不注意」以外では、「製品起因とみられる事故」28件、「原因不明」24件、「調査中」10件だった。
NITEによる詳しい分析はまだだが、昨年4月から今年1月までにも28件の事故が発生。昨年11月に静岡県小山町の富士スピードウェイで6人が重軽傷を負った事故では、カセットボンベの収納部分まで覆う大きなフライパンを使ったのが原因で爆発したとみられる。
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